工場勤務の場合、業務中は貸与された制服を着て作業します。制服を着用することは、服が機械に巻き込まれて怪我をしたり、製品に傷やホコリなどの付着を防ぐためです。
制服をきちんと着用することは、仕事が出来そう・安心して仕事を任すことができそうといった印象を周囲の人与えます。
このように仕事をする上で身だしなみはとても大切ですが、髪型についてはどうでしょうか。
長髪やカラーなどの髪の毛のお洒落はどこまでOKなのか、職場によって異なるため、その境界線があいまいに感じられたり、分からなくなってしまったりすることがあるかもしれません。
今回は工場で働く際の髪型についてお伝えします。
過度なオシャレは安全・安心を阻害する可能性があります
実は、髪形や服装に関する規制を設けることは憲法上の「表現の自由」などの権利に反することになります。そのため企業が従業員に対して一方的に規則で制限することはできません。しかし安全面や衛生面から、身だしなみに関する規則を制定しても合法になる場合があります。
工場のお仕事も例外ではありません。工場によっては就業規則に服装や髪型・髪色について明記している場合があります。
例えば、機械の巻き込み事故や製品への混入を防ぐため、安全・衛生的な観点から髪の毛が長い場合は1つに束ねる必要があります。職場によっては帽子やキャップの中に入れる場合もあります。
過度なオシャレは上記の例のように業務上の安全や、製品に対しての安心を損なう可能性があります。そのため髪が長い場合は、工場の規定に沿って対応が必要です。
身だしなみは社会人のマナーの1つ
先ほどお伝えした通り、基本的には企業が従業員に対し髪型・髪色の制限をすることはできません。とはいえ、個人の自由を主張し、過度なオシャレをすると、周囲から浮いてしまい協調性がないと見た目だけで判断されてしまう可能性があります。
人を見た目だけで判断するべきではありませんが、協調性や社会的なイメージなどからある程度の節度は必要になる職場が多いと思います。
ヘアスタイルにこだわりたい場合は勤務先に確認しましょう!
髪型にこだわりがある方や、髪色を変えたくないという方は、応募の前に派遣先の担当者に確認しておきましょう。「髪型自由」と言いつつも、派手なカラーや特徴的な髪型をしている方が少ない職場もあります。その場合入社間もないころは、周囲から浮いてしまったり、メンバーに溶け込みにくいことがあるかもしれません。
初めての職場の場合は、節度を持った髪型・髪色で出勤する方が好ましいかもしれませんね。
また既に勤めている場合は、髪型・髪色を変える前に職場に規定がないか同じ職場の人に一言相談するのも良いでしょう。せっかくオシャレをしても周囲からの印象が悪くなってしまってはもったいないですよね。
「たかが髪型・髪色」という方もいるかもしれませんが、メンバーのみんなが気持ち良くお仕事をするためにも、モラルの範囲内でお洒落を楽しむようにしてくださいね。
まとめ
工場勤務では、長髪やカラーなどの髪の毛のオシャレはOK?
安全面や衛生面上問題がなければ、憲法において髪型・髪色の制限を設けることはできません。
しかし業務上の安全や、製品の製造に対して安心を損なう可能性がある場合、企業は髪型の制限を設けても問題はありません。
一昔前と比較し、確かに髪型・髪色が自由な職場も増えています。
しかしいくら制限がないからと言って、いまでも過度なオシャレや特徴的な髪型は人からの信頼と信用を得られにくい場合もあります。