どこまでOK？仕事中のピアス・腕時計・指輪など

製造業は従業員の安全確保や、安心・安全な製品の製造のため、身だしなみにルールを設けているところがほとんどです。
しかし担当する工程や、職場によってはアクセサリーがOKというところもあります。

また時間を把握するための腕時計も、着用を義務付けている職場もあれば、着用がNGのところもあります。

今回は、製造現場でのピアスや時計・指輪などの装飾品の着用についてお伝えします。

1 ピアス・ネックレスなどの装飾品は基本NG
2 結婚指輪は職場や仕事内容による
3 腕時計の着用は職場に確認をしておきましょう
4 まとめ

ピアス・ネックレスなどの装飾品は基本NG

製造業では仕事中、ピアスやネックレスなどのオシャレを楽しむためのアクセサリーの着用をNGとしている職場がほとんどです。

製造過程で身に着けている装飾品を落としてしまい、製品に混入してしまうことがあります。
また機械が身に着けている装飾品を巻き込んでしまい、不具合を起こす可能性があります。さらには、身に着けていた装飾品で製品に傷を付けてしまうケースも起こり得ます。
このように装飾品を身に着けていることにより、異物混入などのトラブルに発展したり、商品が不良品となってしまうことがあります。

さらにブレスレットやネックレスが機械に巻き込まれ、そのまま身に着けていた人も機械巻き込まれてしまう事故も起こりかねません。
上記のような事態にならないためにも、作業中は基本装飾品を外して作業することがほとんどです。

お気に入りの装飾品の場合は、通勤中であれば着用がOKの場合もあります。上手に着用のタイミングを切り分けてオシャレを楽しむようにしてくださいね。

結婚指輪は職場や仕事内容による

リクルートの調査によると、男女ともに約6割以上の方が毎日着用しているという結婚指輪。
「夫婦の絆を実感できる結婚指輪はずっと身に着けていたい！」「結婚指輪は愛の証し！だから、仕事中もずっと付けて欲しい。」という方も多いかもしれません。

製造業では、結婚指輪のみ着用をOKにしている職場もあります。
しかし先ほどご紹介した通り、結婚指輪を含め装飾品を身に着けることで製品に傷を付けたり、ご自身が事故に巻き込まれる可能性があります。
そのため仕事中は、結婚指輪であっても着用を控える方が多いようです。

仕事中に結婚指輪を外す（着用しない）理由は、他にもあります。
指輪は意外と繊細です。そのため重いものを持ったり、不意に固いものにぶつかったりすると変形したり、傷付くことがあります。
指輪の素材によっては薬品などに触れると、変色してしまうこともあるでしょう。

大切な指輪を傷つけないためにも、作業中の着用は控える判断をした方が良いかもしれませんね。

腕時計の着用は職場に確認をしておきましょう

腕時計は、周囲に時計がない場所でもすぐに時間の確認ができます。最近ではスマートフォンで時間を確認する方も増えています。しかし業務中にスマートフォンを見ると、「仕事をサボっている」と思われてしまうことがあるかもしれませんし、工場では作業スペースにスマートフォンの持ち込みが禁止の場合もあります。

腕時計は社会人の必須アイテムですが、製造業では異物混入を防ぐために業務中の着用を禁止しているとこもあります。
そのため、普段から腕時計を着用している方は新しい職場に就職した時や担当する作業工程が変わる時は、担当者に確認するようにしましょう。

まとめ

どこまでOK？仕事中のピアス・腕時計・指輪など

ピアスやネックレスなどオシャレを楽しむための装飾品は基本着用はNGです。
着用がNGの理由は下記の通り。

製品に傷を付ける可能性がある
製造ラインに落下し異物混入の原因となる
機械に巻き込まれる危険性がある

このような理由から製造業では作業中に装飾品を身に着けることをNGとしている職場が大多数を占めています。結婚指輪に関しても同様に、着用することにより巻き込み事故など作業場の安全・安心を損なう可能性があります。
職場の規則で定められていなくても、作業中に指輪を着用していると、ぶつけたり薬品に触れたりした場合、破損や変形してしまうことがあります。大切な結婚指輪を傷つけないためにも、作業中は外しておくことをおすすめします。