キャッシュレス決済を進めていることから、コンビニやスーパー、飲食店などでもクレジットカード利用が浸透してきました。利用した方が得することも多いと考えられているので、持っていた方が良いという意見もありますよね。
クレジットカードは作成するのに一定の審査があり、その際にはお勤め先と雇用形態、役職を記入する必要があります。
そこで今回は、「派遣社員でもクレジットカードを作れますか?」という質問にお答えします。
目次
結論:派遣でもクレジットカードを持てる可能性は高いです
雇用形態の要素で落とされるという事は非常に少ないと言えます。
つまり、「派遣でもクレジットカードは持てますか?」は
「はい、持てる可能性は高いです!」という答えになります。
審査に落ちた場合は派遣社員という事が原因ではなく、他のポイントで審査に落ちた可能性が高いと言えます。
またクレジットカードの性質によって異なりますので、ある会社の審査は通ってもまた別の会社で落ちる、ということもあり得ます。
クレジットカードをご存じではない方へ
そもそもクレジットカードとは?
カンタンに説明すると、クレジットカードは、後払いで支払いができるカードになります。
その場で現金を支払うことなく、気軽に買物ができる便利なクレジットカードですが、お店での支払いに限らず、ネット通販や電気・ガスなどの公共料金、今では税金の支払いなどもできるようになりました。
また、うっかり手持ちに現金がなくても支払いが出来ますし、ポイントが付いたり優待特典があるカードも多いですね。
2019年10月の消費増税をきっかけに、クレジットカードなどキャッシュレス決裁(現金を使用しない支払い)をすることでポイント還元が実施されるようになりました。(実施期間2019年10月~2020年6月)
これをきっかけに、これまでクレジットカードを使ったことがない方でも「カードを作ってみようかな」と思われた方も多いのではないでしょうか?
出典:経済産業省「キャッシュレス・ポイント還元事業」
クレジットカードの利用メリット
クレジットカード会社との契約関係を基にしています。
「利用した分は支払う」と約束して、カードを使う立場になります。
その為、クレジットカードの発行には、「信頼に値するかどうか」をクレジットカード会社が判断する為の審査があります。
お店でカードを利用して買い物をする際には現金の支払いはありませんが、後になって、その利用金額分をカード会社に支払う流れになっています。
クレジットカードの審査とはどのようなモノか?
クレジットカードを持ちたいと思うと、クレジットカードの登録用紙に必要事項を記入し、提出する流れになります。
そこからどのような審査が行われているのか、少し調べてみました。
ここでは4つの観点で見ていきます。
参考:三井住友カード ホームページ
1.利用実績
クレジットカードの審査では、日本信用情報機構などの情報機関に登録されている個人の利用実績を照会します。
登録情報は、クレジットカードの発行を依頼した人の氏名や生年月日、住所といった個人情報や、過去のクレジットカードの申し込み履歴、利用履歴、返済状況などといわれています。
ここで、過去に2~3ヵ月以上の長期にわたる支払いの遅延や滞納、多重債務、自己破産といった金融事故を起こした経験があると、信用情報機関のいわゆる「ブラックリスト」に載る可能性が高くなります。
こうなるとクレジットカードの審査が通りにくくなる場合があります。
また、短期間に複数社のクレジットカードに申し込む多重申し込みをすることでも、ブラックリスト掲載の可能性につながります。
これは、「クレジットカードをたくさん作り、現金化するなど不正に利用するかもしれない」「お金に困っていて返済が滞るのではないか」と疑われるためです。
2.逆にクレジットカードを作ったことがない
これは不思議に思われるかもしれませんが、全く初めての方も意外と作りにくかったりすることがあるようです。
これは今まで取引実績がない為、信用してもよいかどうかの判断が難しいとなるようです。
クレジットカードを作ったことがなくても、スマホの購入を分割購入していたりする方も多いためこれに該当する方は少ない様です。
※基本的にスマホの分割払いもクレジットカードなどと同様の扱いで審査を受けます。
3.他社クレジットで借入やローンが多い
他社クレジットでの利用額が多い場合も作りにくいと言われています。
これはそのクレジット会社で利用できなくなったから別の会社で作らないといけない状態になったのではないか?
などと思われることがあるようです。
4.発行基準に達していなかった
そして最後に発行基準に達していなかったという理由で審査に落ちることがあります。
発行基準とは何かと言うと、年収、年齢、勤続年数、居住年数、勤務先、雇用形態などを指します。
この中でも学生以外の場合は勤続年数などを重視されることが多いようです。
例えばの比較ですが、正社員で勤続年数が1ケ月の方と、派遣社員で勤続2年の方だと、どちらが信頼があるようにあると思いますか??
長期間働いていることの方が金融の中ではプラスに働くことが多いようです。
派遣社員の方がカードを発行する際の注意事項
クレジットカードを発行する際には、勤務先の情報を入れる必要があります。
派遣社員としてお勤めの場合は、実際に勤務している会社ではなく、派遣会社の情報を入力する必要があります。
例えば当社に登録してパナソニック工場で勤務されている方の場合は、勤務先は当社となります。
カード会社によっては、その方が本当に勤務されているか確認する「在籍確認」を実施します。
会社に所属していることが確認できないと、収入があることがわからないので審査に影響がでると言われています。
勤務先の情報を入力する際は、その派遣会社の公式サイトにある「会社概要」「会社情報」を見て頂くと必要な情報が記載されています。
まとめ
派遣のお仕事でもクレジットカードは持てますか?
はい、持てる可能性は高いです!但し、どんな雇用形態でも労働期間が短いと難しいかもしれません。半年ほどお勤めになってから申し込む方が審査が通りやすいとの意見もあります。
但し、十分利用する際は気を付けるようにお願いします。
リボ払いや分割払いを気楽にしていると利息が膨れ上がり、返済が大変になります。