「派遣」と「請負」。一見すると同じような働き方のように思われますが、実は大きな違いがあります。
ご自身の雇用契約がしっかり守られているか、違法な働き方になっていないかを確認するためにも、派遣と請負の働き方について知っておくことをおすすめします！
派遣と請負では、業務の指示する人が違います
派遣や請負は、給与の支払や社会保険の手続きなどは、雇用契約を結んでいる（登録している）会社で行います。しかしそれぞれの雇用形態では仕事中にリーダーや上司など、業務を指示をする人が異なります。
- 派遣の場合
派遣の場合は、派遣先企業の現場担当者から業務の指示を受け、仕事を行います。 - 請負の場合
請負の場合は、雇用元企業のスタッフから業務の指示を受け、仕事を行います。勤務先企業の管理者は、請負で働くスタッフに対しては指示を出すことができません。万が一、請負で働くスタッフに対して業務上の指示を出した場合は、偽装請負になります。
（出典：厚生労働省「労働者派遣・請負を適正に行うためのガイド」）
雇用契約上は請負として働いている場合でも、自分が雇用契約を結んでいる会社からではなく、勤務先の社員から直接、業務の指示があった場合、実態としては派遣となってしまうことがあります。その場合は、偽装請負である可能性が高いと言えるため、早めに雇用契約を結んでいる会社に確認をするようにしてくださいね。
当社の場合
当社はパナソニック工場で請負工程を担当しています。請負工程でのお仕事は、工場内の一部を当社がまるっと担当しています。職場のリーダーや責任者はみんな当社のスタッフです。
また、派遣のお仕事の紹介もしています。派遣の場合は、お取引している全国の大手メーカー工場や地元の優良企業工場の職場で働きます。一緒に働くスタッフは同じ当社のスタッフもいれば、他の派遣会社のスタッフもいるでしょう。
派遣・請負のメリット・デメリットってなに？
それぞれの働き方のメリット・デメリットをご紹介します。
派遣
派遣のメリットはご自身のライフスタイルに合わせて働くことができる点ではないでしょうか。勤務地や勤務時間、業務内容など自分の希望に合わせて自由な働き方を選択しやすいと言われています。
デメリットは派遣期限があることではないでしょうか。満期となった場合新しい仕事を探さないといけないですよね。その場合に備えて、積極的にお仕事を紹介してくれる、豊富な求人がある派遣会社に登録しておくことをおすすめします。
請負
請負会社と請負元で長期契約を結んでいる場合、そこで働く請負スタッフも長期的に働くことができ、雇用に不安を感じることが少ないでしょう。
また職場自体は違う会社ですが、一緒に働くスタッフや上司は同じ会社のため、困ったことを聞きやすいという声もあります。当社の請負の職場では、スタッフ同士が仲良く、和気あいあいとした雰囲気の職場もあります。
一方で職場が限定されることが多く、請負に限定して仕事を探すことがむずかしいでしょう。
まとめ
派遣と請負の違いって何ですか？
派遣と請負の違いは、仕事の指示をする人が異なります。
請負として雇用契約を結んでいたとしても、雇用契約を結んでいる会社からではなく、勤務先から直接、業務の指示がある場合は偽装請負となってしまう場合があります。
当社でのお仕事探しは・・・
→https://job.persol-factorypartners.co.jp/
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