派遣という働き方ってどんな人がしているんですか?

雇用情勢の解説

この記事を書いたのは

パーソルファクトリーパートナーズ
人材採用部 担当:ねこじ


「派遣という働き方ってどんな人がしているんですか?」
今回はこの質問にお答えさせて頂きます。

労働人口に関して

ちょっと堅苦しいですが、労働人口からまず見ていきます。
大きな話のように思われるかもしれませが、、、
まずは、基本的なご説明をさせて頂きたいのでお付き合いください。

労働人口とは、15歳以上から65歳以上の「働く意思のある人の数」を言います。
2017年の政府統計によると、6720万人います。
出典:厚労省ホームページ

これが、30年後には4700万人くらいになり、2000万人くらい労働人口が減る事がわかっています。

一方で、個人の「お仕事感・お仕事に関する考え方」というのも、非常に多様化してきました。
昭和の時代では、正社員で働き、年功序列・終身雇用という働き方が前提で、例えば、「会社の飲み会には絶対参加する」という事が当たり前でした。
今の時代であれば、パワハラやモラハラと言われるようなことも、当時ではある種、当たり前という時代ですね。

しかし、平成もまもなく終わるタイミングにおいては、「ワークライフバランス」という考え方や「自分らしく働く」ということにもスポットライトが当たるようになります。
このような環境の中で、正社員以外の雇用形態や、柔軟な働き方をする方も増えてきました。

正社員にこだわることなく、時短社員や地域限定社員、契約社員、派遣社員、ノマドワーカー、パラレルワーカーなどの働き方がこれにあたります。
何が言いたいかというと、現状では「企業側の求人が多くあり人手不足」に陥っていますが、個人側は「自分らしく働く」という方が増えています。

今までは企業側において、ずっとフル稼働で働いてくれる人を募集する傾向にありましたが、それだけでは人手が集まらないので、様々な働き方を認めた雇用をしようとしているという状況になります。
そして、今後も日本国内においてはますます人手不足になります。

お仕事を探している側(個人)がどのようにお仕事をとらえ、仕事をしていくか、そして今後も新しい働き方が生まれる可能性があるという事をまずお伝えさせて頂きました。
ちなみに個人にとって派遣(特に製造のお仕事での「派遣」でお伝えします)という働き方は次のようなメリットがあります。

派遣という働き方のメリット(製造)

  1. 今はスキルが高くなくても大手の工場での就業経験を積むことができる
  2. 給料や福利厚生など条件面がよい
  3. 自社の準・正社員登用への道が開かれる可能性もある

雇用形態別 働いている人の数

続いて、雇用形態別に何人くらいの人がどんな働き方をしているかを見ていきます。
2018年9月のデータによると、雇用されている人の数は5966万人です。
その内訳をみていきます。

・役員を除く雇用者:5634万人
・正社員:3490万人
・非正規社員:2143万人

▼非正規社員のうち
・パート:1047万人
・アルバイト:461万人
・派遣:135万人
・契約社員:297万人
・委託者:124万人
・その他:78万人

出典:厚労省ホームページ

派遣という働き方をされている人は、働き方としては多くないことがわかりますね。
色々な働き方があるという事を、ぜひ知っておいてください。

派遣という働き方の移り変わり

「日本の人事部」というホームページから引用し、簡単にまとめて説明させて頂きます。

  • 1985年までの人材派遣「前史」では、「業務請負」の形態
    →元々は建設現場などで「ピンハネ業」と言われるなど、派遣は禁止されていました
  • 労働者保護の趣旨の下、1986年に人材派遣が誕生
    →事務系のお仕事を中心に、一定の業種のみで派遣が解禁されることになります
  • 1990年代、規制緩和の流れで人材派遣の活用が広まる
    →小泉政権のもと、規制緩和により多くの業種を認め、人材派遣が大きく広がる時代へ
  • リーマンショック後、「派遣切り」などが社会問題化し、規制強化の流れへ
    →派遣スタッフを企業の人材弁として扱われ、社会問題に
  • 派遣元・派遣先が講じる措置を拡充
    →派遣法改正、無期雇用や正社員化などの動き、キャリア形成の機会

以下は今後の動きです。

  • 今後、更に高まる「専門職」派遣の需要
    →未経験者を教育していくシステムが重要になってきた
  • ミスマッチを解消する
    →派遣期間があることで、雇用のミスマッチを防ぐ役割

出典・引用:日本の人事部(人材派遣の「歴史」)ホームページ

派遣という働き方が時代と共に変化

派遣という働き方はある意味、実験的な雇用形態であったと言えます。

しかし、リーマンショックの時の失敗などを踏まえ、労働者保護の視点で見直しが一気に進んでいる状況です。
これまでもしかすると、派遣という働き方を選択してきた方は、あまり深く「キャリア」という事を、考えてこられなかった方もいるかもしれません。
しかし、これからの「派遣という働き方」は未経験であっても、様々なお仕事を体験することができます。

また、その中でキャリアアップすることができ、社員として働く道ができたり、スキルをもって、他社に転職できるようになったり、独立したりと、今まで以上に多様なキャリアが描ける働き方になってきたと思います。

つまり、「ちなみに、派遣という働き方ってどんな人がしているんですか?」と聞かれると、色んな人が働いているのですが、今後は今まで以上にしっかりと働きながら、「自分がどんな風になっていきたいかを真剣に考える人」が働いていると言えるかもしれません。

まとめ

派遣という働き方ってどんな人がしているんですか?

今回は回りくどく説明をさせて頂きました。
流れとしては、労働人口・求人市況の観点・働き方の移り変わりをお伝えしました。

工場キニナルサーチとしての結論は「自分がどんな風になっていきたいかを、真剣に考える人が働いている」とさせて頂きました。

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