派遣の働き方は正社員と違い、会社と結んだ規約通りの時間帯で勤務するイメージを持っている方は多いかもしれません。そのため、派遣で休日出勤といわれても、いまいちピンとこない方もいると思います。
派遣社員も休日出勤ってあるの?
派遣社員として勤務をしている場合でも、工場の稼働状況に応じて、休日出勤をお願いされる場合があります。まずは休日出勤を依頼される例をご紹介します。
突然の怪我や病気で代理が必要になった場合
工場の出勤は主にシフトで管理されています。本来出勤するはずだった人が突然の怪我や病気などでお休みをした場合、シフトに欠員が出てしまいます。
そこで、その日お休みであるはずの人に声をかけて代理で出勤してもらうことになります。
突然の退職で人手不足になった場合
派遣先の職場にもよりますが、工場で組まれている出勤シフトは、2週間~1ヶ月ごとに組まれることがほとんど。しかし既にシフトに組まれている(出勤する日がある)のにも関わらず、家庭などの事情により突然の退職でシフトに欠員が出ることがあります。
その場合も上記と同様、欠員が出た日程にお休みが割り当てられていた人に声をかけて、休日出勤を依頼するケースがあります。
繁忙期や増産になった場合
シフト上欠員は出ていなくても、繁忙期や増産によって製造ラインを増やす場合もあります。多くの工場は繁忙期や増産に合わせて人手を確保しますが、それでも人手が足りない場合、休日出勤を依頼される場合があります。
このように、派遣社員の場合も他のメンバーの出勤状況や工場の生産状況に応じて休日出勤を依頼されることがあります。
稼ぎたい方は、休日出勤がある職場がオススメ!
休日出勤は深夜手当や時間外労働(残業)と同様、割増賃金のうちの1つです。
そのため休日出勤をした場合は、通常時給×1.35倍の金額が給与として支払われます。
さらに休日出勤をした日が深夜(22時~翌5時)にかかる時間帯だった場合、休日労働に加え深夜労働も行っていることになります。その場合は、通常時給×1.6倍の給与が支給されます。時間外労働も同様に休日出勤に加え、その日に法定外労働(残業)をした時間帯は、通常時給×1.6倍の給与が支給されます。
つまり、通常時給が1,000円の方の場合、休日出勤+深夜労働or残業の勤務条件の場合、時給が1,600円となります。
同じ業務内容でも、ここまで時給が変わってくるのです。
(出典:厚生労働省「割増賃金の基礎となる賃金」)
工場お仕事サーチでは、月収例の内訳を掲載しているので、休日出勤の有無を確認していただけます。(状況によって変化があります)
まとめ
派遣でも休日出勤ってあるの?
派遣社員も休日出勤を依頼される職場があります。休日出勤を依頼される例として、下記のようなケースが挙げられます。
- 突然の怪我や病気で代理が必要になった場合
- 突然の退職で人手不足になった場合
- 繁忙期や増産になった場合
このような場合、休日出勤を依頼されることがあります。
休日出勤は手当が出ないと思われている方も多いですが、割増賃金の1つです。後に代休を取得したとしても、休日出勤をした時間帯は休日出勤手当(通常時給×1.35倍)の給与が支払われます。
休日出勤手当は、深夜手当や法定外労働(残業)に比べて手当の割増率も高いのが特長。そのため休日出勤がある職場は、ガッツリと稼ぎたい人に人気の職場です。