スマートフォンからタブレット、テレビのリモコンや車のバッテリーにいたるまで、私たちの生活には電池が欠かせません。様々な種類の電池がある中で、近年使用用途がグンっと広がり、生産数が増加しているリチウムイオン電池。
私たちの身近なモノでは、スマートフォンや音楽プレイヤーなどの電子機器に使用されています。さらに最近ではドローンや電気自動車、人工衛星にも搭載されるようになっているそうです。

リチウムイオン電池って何?
リチウムイオン電池とは、電極にリチウムという金属を含んだ化合物を使い、リチウムイオンの移動によって放電する電池のことを言います。リチウムイオンが電極のあいだを行ったり来たりして放電と充電を行います。
リチウムは非常に軽くて小さい物質のため、原子を多く含んでいても小さくて軽い電池が製造できます。
(出典:Panasonic「リチウムイオン電池」)
どうして注目されているの?
電池には大きく分けて繰り返し充放電が可能な二次電池と使い切りの一次電池2種類あります。一次電池には、乾電池などが例に挙げられます。二次電池は大容量の電力を蓄えることができ、充電することにより繰り返し使用が可能になります。リチウムイオン電池が主流になる前は鉛蓄電池が幅広い用途で活用されていました。
ではなぜ、リチウムイオン電池が注目されるようになったのでしょうか。
それは今まで主流として使用してきた鉛蓄電池のデメリットを解消してくれるものだったからです。
リチウムイオン電池を使用するメリット
- 小さくて軽い電池を製造できる
- 急速充電性能が高い
- 環境に負荷が掛からない素材を使用している
- 繰り返し継ぎ足し充電をしても、バッテリーの寿命に影響が出にくい
このようにリチウムイオン電池の性能は、軽量化・コンパクト化が進む電気製品・電子製品のニーズに合っていることがわかりますね。
また仕事や生活に欠かすことができないスマートフォンやタブレットでは、リチウムイオン電池を使用することにより都度充電する手間を省いてくれ、充電時間を短縮してくれることができるようになりました。毎日使うスマートフォンのバッテリーの寿命にも影響が出ないのはうれしいポイントですよね。
リチウムイオン電池は、その性能を活かしドローンや人工衛星にも使用されるなど、その用途の幅が広がりつつあります!
リチウムイオン電池製造のお仕事を紹介します
工場お仕事サーチにも、リチウムイオン電池を製造する工場のお仕事があります。
※2023年6月28日時点の情報
兵庫県姫路市 大手メーカー工場
職種 | リチウムイオン電池の製造補助 |
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勤務地 | 兵庫県姫路市飾磨区妻鹿日田町1-6 |
最寄駅・交通アクセス | 最寄駅:山陽電気鉄道本線 妻鹿駅 ・妻鹿駅から徒歩20分 ・白浜の宮駅から車10分 ◎白浜の宮駅~工場まで無料送迎あり(10分) *マイカー、バイク通勤ok |
給与/収入例 | 時給1300~1625円 ※交通費全額支給(規定有) 【月収例】27.5万円(20日稼働+残業30h+深夜57.5h) |
勤務時間 | 【2交替】 9:30~19:00/20:30~翌6:00 ※研修期間(2~3週間)は8:30~17:05の勤務になります |

まとめ
リチウムイオン電池ってよく聞きますが、どんな電池ですか?
リチウムイオン電池とは、電極にリチウムという金属を含んだ化合物を使い、リチウムイオンの移動によって放電する電池のことを言います。
今までの二次電池(繰り返し充放電ができる電池)よりも軽く、機能性が高いことから注目されている電池です。
- 小さくて軽い電池を製造できる
- 急速充電性能が高い
- 環境に負荷が掛からない素材を使用している
- 繰り返し継ぎ足し充電をしても、バッテリーの寿命に影響が出にくい
その性能の高さやコンパクトな形状は、スマートフォンやタブレット、音楽プレイヤーなど、私たちの生活に身近な電化製品に幅広く使われるようになりました。またリチウムイオン電池は、工場製造においても生産数は増加傾向にあります。
