溶接工の仕事って?溶接の資格の種類をご紹介!

溶接工の仕事って?溶接の資格の種類をご紹介! 工場・製造のお仕事解説

この記事を書いたのは

パーソルファクトリーパートナーズ
人材採用部 担当:ねこじ


モノづくりに欠かせない技術の1つである溶接。一口に溶接と言っても使用する素材や、用途に応じてその技術を使い分けなければなりません。そのため溶接の種類は60種にも及ぶと言われています。
工場でお勤め中の方の中には、溶接の資格を取得しスキルアップを目指したいと思っていても、たくさんありすぎて何の溶接の資格を取得すればよいのか分からないという方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、代表的な溶接技師の資格をまとめてみました!
これから溶接工の資格を取得したいという方は、ぜひ参考にご覧くださいね。

溶接工とは?

溶接工とは、溶接作業を仕事としている人のことを言います。溶接というと、金属同士をくっつけるというイメージが強いですが、木材など金属以外のものや電子部品など小さなものまで扱います。
そのため、同じ溶接工でも持っている溶接の資格の種類が違う場合もあります。

溶接工として活躍するためには、実際に働く現場で必要となる溶接の資格を取得しておく必要があります。

代表的な溶接技師の資格

溶接に関する資格の中で、メジャーなものを下記に紹介します。

アーク溶接作業者

アーク溶接とは、溶接技術の中で、多種多様な分野で使われている最も一般的な方法です。
電流が空気中で放電現象(アーク放電)を起こす現象を利用し、金属同士をつなぎ合わせる手法のことを言います。アーク溶接作業では、アーク溶接機につないだ溶接棒と金属の接合部分にアーク放電を発生させ、その熱で金属や溶接棒を溶かし、金属の接合をおこないます。
労働安全衛生法に基づくアーク溶接特別教育の講習を修了し修了証の交付を受けた者がその作業を行うことができます。

ガス溶接技能者

ガス溶接とは、可燃性のガス(アセチレン・プロパンなど)と酸素を使った溶接技術のことです。アーク溶接同様、労働安全衛生法に定めるガス溶接技能講習を修了し、修了証の交付を受けた者がその作業を行うことができます。
(出典:一般社団法人 労働技能講習協会

アルミニウム溶接技能者

アルミニウム溶接は主にティグ溶接・ミグ溶接の2つがあります。アルミニウム溶接技能者評価試験に合格し、適格性証明書(技術資格証明書)の発行を受けた者がアルミニウム溶接を行うことができます。
酸化やひずみが起こりやすいアルミニウムの溶接は、他の金属溶接とは違ったスキルが必要になります。車や建材などアルミニウムを材料とした製品が多く流通していることもあり、数ある溶接資格のなかでも比較的ニーズの高い資格ともいわれています。
(出典:一般社団法人 軽金属溶接協会

溶接管理技術者

溶接管理技術者は、溶接技術に関する技術知識と 施工及び管理に関する職務能力を持った技術者のための資格です。溶接施工と関連する作業や工程の総括的な計画と管理を行うことができます。
工場認定あるいは官公庁における工事発注の際の必須条件として、 認証者保有又は、常駐が要求されます。
(出典:日本溶接協会 

溶接作業指導者

溶接作業指導者は、 資格の名の通り、作業順序、溶接条件、安全面など溶接に関する技術や知識を作業現場で溶接作業者に直接指示・監督、技量指導をするための資格です。
民間の資格ですが、溶接に関する高い知識やスキルを証明する資格であり、有資格者は作業現場でリーダーとしての役割を任されることも多いようです。
(出典:日本溶接協会 

ボイラー溶接士

ボイラー溶接士とは、労働安全衛生法に規定された国家資格の1つ。燃料を燃焼させて蒸気や温水を作る機器であるボイラーを製造したり、修理をしたりするときに必要な資格です。
高温高圧になるボイラーは常に熱と圧力がかかっているため金属疲労を起こしやすく高度な溶接技術が必要になります。

採用担当
このように溶接の資格は、色々な種類があります。
ねこじ
「どのようなキャリアを築きたいか」を考えながら、獲得する資格の優先順位を決めて取得してくださいね。

溶接の資格取得でキャリアアップ

溶接の資格取得でキャリアアップ

溶接のお仕事をする場合、扱う溶接技術に応じた資格が必要になります。

未経験から溶接工としてスキル・キャリアアップを目指したい方は、まずは溶接施行をおこなっている工場に就職することをおすすめします。最初は先輩の溶接のサポートを行いながら、工場の仕事・溶接の技術について学びます。

工場のお仕事に慣れ、溶接工としてさらにキャリアを積みたいと考えるようになるタイミングで溶接の資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。溶接工のお仕事は、持っている資格を活かしながら働くことができる上に、働きながらさらに別の溶接の資格取得を目指すことができます。

溶接の資格は先ほどもご紹介した通り、とても色々な種類があります。
別の溶接の資格を取得することにより、仕事の幅が広がり活躍のフィールドを広げることができますよ。

どの資格を取得するかお悩みの場合は、職場の先輩や上司に質問してみるのもオススメ!
これから工場のお仕事を始められる方の場合は、面接や面談の際に、「将来的に資格取得を検討している」「スキルアップにはどの溶接の資格を取得するのがいいですか?」と確認してみて下さい。もちろん、興味がある分野からはじめてみるのもいいでしょう!

まとめ

溶接工の仕事って?溶接の資格の種類をご紹介!

モノづくりの現場で必要とされる、主な溶接の資格は下記の通り。

  • アーク溶接作業者
  • ガス溶接技能者
  • アルミニウム溶接技能者
  • 溶接管理技術者
  • 溶接作業指導者
  • ボイラー溶接士

溶接を行う場合は、素材や素材同士を接続する方法によってその溶接の手法を使い分けます。そのため、溶接の技術に応じて様々な資格があります。

ねこじ
溶接の資格を取得したいと考えている方は、ご自身のキャリアを考えながら、必要な資格取得を目指してくださいね。

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