今回は多くの方が疑問に思っている、
「夜勤シフトの特徴や慣れる方法は?賢く稼ぐためには?」
というご質問について紹介致します。
初めて夜勤をする場合「何時から何時までが勤務時間なの?」「夜勤手当ってどれくらい付くの?」などといった疑問が色々と出てくるかと思います。
またインターネットで調べてみると…
「稼げる」「日中の時間を自由に使える」というポジティブなコメントもあれば、「しんどい」「辛い」などのネガティブなコメントを目にする事も。
工場への就職を考える人にとっては「夜勤って大変なのかな?」と悩みの種になっている場合もあるのではないでしょうか?
これから夜勤を始めたい方や、夜勤を始めたばかりの方に向けて、夜勤シフトの特徴やメリット・デメリット、無理なく夜勤勤務をするポイントなどをお伝えしていきます!
夜勤のシフトってどんなパターンがあるの?
工場の「夜勤」は、勤務時間が夜間に限られている「夜勤専属の勤務」と、日勤と夜勤などの異なる勤務時間を組み合わせた「交替勤務」の2種類があります。
交替勤務の中でも工場によって、2交替制や3交替制など、勤務時間の区切りが違ったりと、シフトの組み方が異なります。
- 夜勤専属
一番シンプルなのが、夜勤専属のお仕事。
勤務時間はお仕事によって異なりますが、例えば20時頃から勤務開始であれば大体、翌5~7時頃に終業となります。
交替勤務とは異なり、一定の生活リズムを作ることができますので、夜勤が初めてという方にも比較的馴染みやすいでしょう。 - 2交替制
2交替制は1日10時間(休憩2時間)程度の勤務となる場合が多いです。
2交替制の方が1日の勤務時間が長い分、体力的にはきついと感じてしまう方も。
その反面、夜勤明けの当日と翌日は原則として休日となりますので、体調管理がしやすく、まとまった休日を取る事ができ、プライベートを充実させやすい点もあります。 - 3交替制
24時間を8時間ずつ3つのシフトに区切って、それぞれ交替し、朝や夜など決められた時間で勤務します。
3交替制の場合は、昼、準夜勤、夜勤と一週間ごとにシフトを入れ替えて働く場合が多く、1週間で4~5日ぐらいの勤務が一般的です。
関連記事:工場って日勤とか夜勤とか、交替勤とかよくわからないです
夜勤と日勤など他の勤務時間で業務内容は違うの?
基本的にどの工場も大きく業務内容が違う事はありません。
夜勤だけ、出荷に関わる作業や機械メンテナンス、お昼の工程の事前準備などがあるといったケースもありますが、基本的には同じ作業を行うと思って頂いて大丈夫です。
夜勤のメリット・デメリット
夜勤のメリット
夜勤といえば・・・「眠い」「辛い」など悪いイメージが、真っ先に思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか?
しかしメリットもたくさんあるんです。
- 夜勤は、昼勤に比べて稼げる!
夜勤勤務は日勤勤務に比べてお給料(時給)が高くなります。
その理由は、以下の労働基準法第37条3項によるものです。法律では午後10時から午前5時までを深夜労働としており、この時間帯の労働に対して25%以上割り増しした賃金を支払う義務があります。
※参考:厚生労働省 労働基準法の基礎知識(PDF)例えば日勤時給1,000円のお仕事の場合、午後10時から午前5時までについては時給1,250円へアップします。
時給250円の増額(25%UP)は嬉しいものですよね。 - 通勤ラッシュが無い
夜間勤務の場合は夕方あたりから出勤して朝方退社する事が多いため、出勤時も退社時も通勤ラッシュを避ける事ができ、ノンストレスで通勤をする事ができます。 - 昼の時間を有効活用できる
日勤で平日の仕事終わりにお買い物に行こうと思っても、夕方以降になるとどこのお店も混雑して不便です。
しかし夜勤であれば、人が少ない昼間の間に用事を済ます事が可能になります。
混雑を避けられるだけでなく、美容院や病院等の予約も取りやすいため、人が多いことのストレスを感じることはほとんどないでしょう。
役所や銀行などでもスムーズに手続きができますね。
夜勤のデメリット
魅力やメリットの多い夜勤ですが、以下のようなデメリットや注意点もあります。
夜勤を考えている方はデメリットもしっかり理解した上で夜勤勤務を選択をしましょう。
- 体調管理が難しい
「自分は夜ふかしが得意だ」「夜型だ」と思っている人でも、長期間夜勤を続けていると、良質な睡眠が取れずに体調を崩してしまうケースも。
ただ、遮光カーテンを使ったり、アイマスクを利用したり工夫をして睡眠時間をしっかりと確保する、休みの日にはできるだけ日中に外出するなど、ほんの少しの工夫をするだけでも体調を崩しにくくなります。 - 友人や家族との予定が合わない
同じく夜勤で働いている友人と予定を合わせる事は簡単ですが、普段お昼間に働いている友人と予定を合わせたいと思っていても、なかなか予定が合わないことがしばしば。
またご家族と同居している方は、家族と生活リズムが異なり、同じ家に住んでいても一緒に食事をしたり、お出かけをするなどの機会を作る事が難しい場合もあります。
確かに夜勤には上記の様なデメリットがありますが、無理せずきちんと休めるときに休養を取るように工夫をすれば、夜間に働くことに身体がだんだんと慣れてきます。
反対に健康への意識が高まり、以前よりも食事や睡眠に気を遣うようになったという人も。
また、友人や家族との時間を大切にしたい方は、休日を有効活用する事によって、1日を寝て過ごしたといった時間の無駄使いを無くす事ができます。
デメリットも工夫次第で、無理なく夜勤を続けていく事が可能になりますよ♪
まとめ
夜勤シフトの特徴や慣れる方法は?賢く稼ぐためには?
夜勤のシフトは夜勤専属もあれば、交替制もあります。
交替制の中でも勤務時間がお仕事によって異なりますので、予めしっかりと確認しておきましょう。
また夜勤勤務は、基本的にどの工場も日勤と大きく業務内容が違う事はございません。
そして、夜勤の勤務は「体調管理が難しい、友人や家族との予定が合わない」などのデメリットがありますが、「夜10時~翌5時は深夜労働となり、時給が25%以上にUPするので稼げる」といったメリットも。
無理なく夜勤で働くためには、メリット・デメリットもきちんと理解した上で働く事が大切。
上手に夜勤のメリット・デメリットと向き合う事で、無理せず長く夜勤勤務を続けることが可能となります。
夜勤をはじめから除いて考えるのではなく、選択肢の一つとして考えてみるのも良いですね!
ご自身にぴったりの夜勤の勤務時間は、環境や理想とする生活によっても変わってきますので、お気軽にご相談下さい。